この変わった形の容器、名前は「グロッラ」といいます。
手に入れたのは、北イタリアのアオスタ州。アルプスの山の中にある州なので、雪に閉ざされた冬は女たちは刺繍に精を出し、男たちは木彫をする土地柄です。そんなところから生まれたものですが、さていったい何をするものでしょうか。
答えは食後にコーヒーを回し飲みするもの。口が六つ付いているので、6人用ですね。
食事が終わりおしゃべりに花が咲いているころ、突如明かりが消えて、青白い光が揺れながら入ってきます。熱いコーヒーをグロッラに入れ、その上にグラッパを注いで火をつけたものなのです。
やがて蓋をして火が消えると、それを回し飲み。
「一つ釜の飯を食った仲間」ならぬ「一つグロッラのコーヒーを飲んだ仲間」の友情は不滅なのです。
さて、カシーナカナミッラで、グロッラをお試しになりたい方は、ご予約の時にお申し付けください。