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イタリアの旅 アーカイブ

2007年08月08日

万華鏡のように

「今まで、イタリアはどこに行きましたか」と質問されて、
1976年に初めてイタリアの地を踏んでから、昨年に行ったアオスタ州で、20州全て周ってしまったことに気が付きました。

最初の訪問地は南イタリアのプーリア州。当時はまだ日本人を初めて見たという人ばかりで、街を歩くと私のあとを子供たちがゾロゾロ、立ち止まればその後ろを大人たちがぐるりと取り囲んで、好奇心丸出しの目がギラギラという時代でした。

今はどんな田舎に行っても日本人がいて、30年の間に日本とイタリアの距離は本当に近くなったものだと感心してしまいます。

このブログでは、イタリアに観光や取材、仕事で行って見たことや、住んで体験した事と、それとは全く関係のない話も交えて、万華鏡のようにご紹介したいと思います。

2008年11月26日

ドモドッソラに来ています

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もう10年以上も料理研修で来ているドモドッソラにいます。北イタリアのアルプスの山の中の小さな街。端から端まで歩いて行ける距離なので、散策にはぴったりです。しかしその中心広場の美しいこと。広場を囲むのは中世に建てられた家々。夕方になってライトアップされると、まるでおとぎの国に来たような気がします。私の中の「世界で一番美しい広場」です。

2008年11月28日

ドモドッソラの栗の収穫祭

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ドモドッソラで栗のサーグラがありました。サーグラというのは収穫祭のことで、この場合は栗の収穫を理由に特産品の売店が出たり、郷土料理を楽しんだりという大賑わいのお祭り。ここぞとばかり民族衣装を着てくる人々で街の広場は埋め尽くされ、研修生たちは焼き栗を食べたり、試食のチーズやサラミをつまんだり、異国情緒をたっぷりと楽しんだようです。

2008年12月19日

サウリスの生ハム

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幻の生ハム「サウリス」はサウリス村の特産品。手彫りのトンネルと断崖絶壁のいろは坂を抜けてたどり着いたのは、真っ黒に塗られた山小屋風の家が点在する所。「ここはイタリア?」と、今まで持っていたイメージからは想像できない場所です。
この生ハムの特徴は薫煙をかけること。聞けばその昔暖炉の煙を使っていたのが始まりだとか。見学路には、暖炉が3つ並んでいて薪を燃やしている部屋があり、その煙が熟成室に流れる仕組みになっているそうです。
そして仕上げは、サウリス村の清浄な空気ですって。
お味は?・・・もちろん絶品です!

2009年01月06日

野菜は美しい

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トレヴィーゾの卸売市場に行きました。早朝だったのでとても寒かったのですが、でも所狭しと置かれている野菜の美しさに圧倒されました。これはカリフラワーの一種でロマネスコと呼ばれるもの。以前に出版した「イタリア野菜のABC」(小学館刊)でも紹介しているので、写真は持っているのですが、それでも何度でも写してみたくなるほど魅力的。イタリア料理の中での野菜の重要性はパスタに匹敵。なかでもある地方でのみ栽培されているものは、さりげなく郷土性を演出するのにぴったりです。

2009年01月09日

さよなら フリポー

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年末にイタリアで一番好きなリストランテが閉店しました。その名は「フリポー」トリノから1時間ほどのトッレ・ペーリチェという場所にあるリストランテでした。初めて行ったのは15年ほど前のこと。オーナーシェフのヴァルテル氏はその後、厨房を直したり、2階に小さなペンションを作ったり、少しずつ手を加えて素敵な店に作り上げ、とうとうミシュランの二つ星に。
フリポーは無名だった頃に行って「これぞイタリア料理の将来の姿」と確信した店でした。日本では、それまで郷土料理系の店は別として、リストランテと言えばフランス料理との違いがあまり分からかった時代。そこで見たフリポーの料理は「郷土の味を高度なテクニックでリストランテのレベルにした物」だったのです。確かにイタリアの根っこを持った洗練された料理。
今回行ってみて、フリポーとカシーナ カナミッラの共通点に気が付きました。緑が多いこと。暖炉の上に鏡が飾ってあること。記憶の底にあったフリポーが、カナミッラのイメージの下敷きだったかもしれません。
フリポー、ずっと憶えておきます。

2009年02月27日

リグーリアの石ころ

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3月8日と9日にカシーナ・カナミッラの個室でリグーリアをテーマにしたセミナーリオと食事の会を企画しています。
昨年リグーリアの海岸を歩いていた時に細長い石が沢山あるのに気が付き「お食事会の時にフォークレストに使ったら」と思ったのがきっかけです。ご覧の写真のようになかなか良いものがみつかりました。
リグーリアとは縁があり、実は少しの間でしたがレリチという海沿いの小さな町の屋根裏部屋に住んでいたことがあります。晴れた日の夜には天窓から屋根の上に登って、目の前に広がる海を楽しんだことを思いだします。
さて、そのリグーリアには面白い料理が沢山ありますが、すぐに思い浮かぶのが「トルタ パスクアリーナ」
リストランテ カシーナ カナミッラを開店して間もなく、テレビ番組「食彩の王国」から取材の依頼がありました。テーマが春菊。原産地が地中海地方なので、イタリア料理で何かできないかというお申し出でした。調べてみると、野草として古代ローマ時代から使われていたようです。でも現在では特にそれを利用した郷土料理は見当たりません。となるとイメージに近いのは・・・リグーリア地方の「トルタ・パスクァリーナ」
イタリアでは復活祭の翌日にピクニックに行く習慣があり、その時の定番お弁当です。
パイ生地のご先祖様の様な、粉と水で作った生地を薄く延ばし、幾層にも重ねた物の中に、茹でたその季節の葉野菜とカリアータと呼ばれるチーズの元(今はリコッタが使われています)と形がそのまま残るように入れた卵で焼きあげたトルタです。普通はボッラジネやビエトラという野菜、またはほうれん草を使うのですが、シェフにはそこで春菊を使ってもらいました。
まさに春の喜びを感じる料理。
多分今回のメニューにも入ると思いますので、リグーリアづくしの時間をご一緒しませんか。
お邪魔でなければ、リグーリアの石をお土産にどうぞ。
(上の方に写っているのは、コルツェッティと呼ばれるパスタの型です)

日時:3月8日(日)6時~ 3月9日(月)7時~
テーマ:「リグーリア海岸の春風と石ころ」
参加費:10.000円(ワイン・料理・税・サービス料込)
ご予約:03-3715-4040 リストランテ カシーナ カナミッラ

2009年10月16日

貴族の館の白孔雀

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近くのマッジョーレ湖にイゾラ・ベッラという貴族の館がある小島があります。

その庭園を歩いていたら、何やら鳥のような飾りものがおいてあります。

よくよく見れば、降りしきる雨に向かって頭をあげた白孔雀。

生きていました。しかし、すごい!

イタリアのカメード?亀戸?

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こちらで知り合った骨董品屋さんのアンナがスイス・ロカルノの市に

出るというので、乗った登山電車。イタリアとの国境の駅名が、

なんと「カメード」音だけ聞いていたら「亀戸」と間違えそう。

一応パスポート検査があります。

貴族の館の白孔雀

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近くのマッジョーレ湖にイゾラ・ベッラという貴族の館がある小島があります。

その庭園を歩いていたら、何やら鳥のような飾りものがおいてあります。

よくよく見れば、降りしきる雨に向かって頭をあげた白孔雀。

生きていました。しかし、すごい!

2009年10月18日

「ボナユート」の人形

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17世紀に、スペインからチョコレート技術を持って移民してきた

お菓子屋さん「ボナユート」に飾られている人形です。

人形がすりつぶしているのがカカオの実、台の下には火がたかれ、

含まれている脂を軟らかくしています。

この台の本物は床に置いてあり、あと1台は近くの博物館にあります。

パレルモ散策

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今日はパレルモ散策。

大時代な街の作りに、本当に異国に来たのだと実感。

ローマやドモドッソラはもはや地元みたいな感じだけれども、

いつもシチリアに来る度に外国に来たような気がします。

皮膚感が違うんです。

パレルモの「かっぱ橋」

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パレルモにも“カッパ橋”があります。

ひとつの通りすべてが厨房器具ばかり。

ふと目に入ったこのおじさんの店には、手作りの型やオリーヴ油

入れなどが飾ってありました。

機械製の方がもちろん出来は綺麗ですが、味があるのは絶対こちら。

店内は工房になっていました。

シチリアの大きな木

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何という大きな木! 町中の公園でのひとこま。

シチリアはやっぱり外国です。

町の人たちは、私たちが何に驚いているのか分からないのだろうな。

以前行ったシラクサにはもっと大きな木がありましたっけ。

トラーパニのメインストリート

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トラーパニのメインストリート。

地図の上ではシチリアの西に突き出た小さな町なのに、

この街並みはローマに匹敵するほど、すごい。

ゴッドファーザーのような大時代な男たちが歩くのにぴったりの路です。

扉の「顔」

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家の入口の扉に彫られた顔。

こんな装飾が街の雰囲気を作るんですね。

夢にでも出てきそうでした。

2009年10月19日

トラーパニのマグロ

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トラーパニの市場には、水揚げされたマグロを売っている店が

いくつかあります。

旅先でみると、ついついお醤油とワサビが欲しくなり・・・・・

お店の人は、日本人が来ると何で目つきが変わるんだろうと、

不思議に思っているでしょう。

シチリアならではの風景

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トラーパニのメインストリートからちょっと中に入った小路。

大時代な町並み続き、ブーゲンビリアの巨木がそこに広がって、

シチリアならではの風景を作っています。

イタリアのスキー場、モンテローザ

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モンテローザ、標高3000メートルのスキー場から。

ドモドッソラからバスで1時間程度で、ヨーロッパの名峰モンテローザに着きます。

麓の街マクニャーガからスキー場まではロープウエイが走っていて、

何の苦労することも無く、この景色の所まで登ることができます。

朝早くここに立てたら、すべてがバラ色に染まっているのが見えるとか。

モンテローザのローザはバラという意味。

いつの日かバラ色の世界にたたずんでみたいものです。

私たちの知らないイタリア

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13世紀にアルプスを越えてこの地に来たヴァルツェルという民族がいました。

極貧の中でも誠実に日々を過ごし、酪農をおもな生業としていたそうです。

その彼らの生活をそのまま残した場所がこちらのヴァルツェル博物館。

年に一度しか焼かないパンの部屋や、一生履き続けられた靴など、

生活ぶりが分かるものが陳列されています。

私たちの知らないイタリアが見られます。

モンテローザのピクニック

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どうせモンテローザに行くのならばピクニックをと、

お弁当を持って出かけた面々。

澄み切った空気と、地元の生ハムとワイン。

近くに放牧されていた牛の落し物が少々くさかったのですけれど、

なんともぜいたくな休日でした。

野生のクレソン

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アルプスの澄み切った湧水を飲もうと思ったら、

そこにはクレソンが生えていました。思わずひとつまみとって食べてみたら、

辛味とフレッシュ感が絶品。

栽培してもとてもこんな味は出ないでしょうね。

すごい出会いでした。

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